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祈りの場 建物の壁面や導水施設が!

南飛塚古墳周濠内の建築材 (桜井市教育委員会)
08 祭祀場の壁材が
辻土抗地区から少し南に行ったところに南飛塚古墳がある。この古墳の一部から周壕内(幅8.5m、深さ0.6m)の溝が見つかった。
そして、この溝から布留0式期(3世紀後半)の土器とともに、建物の壁に使われたと見られる建材がでてきた。きれいにすだれ状に組合わされたもので、倒壊したままの状態である。
切り妻建物の妻部分を角材で壁として、断面三角材が1本横たわっている。
この建物は住居としてではなく、祭祀に使われたものではないかとみられ、古墳の上にあった建物が倒壊して溝に落ち、そのまま残ったかもしれない。
当時の建築技術のみならず古墳における祭祀を考える上でも重要な資料だ。
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09 清らかな水を神に捧げる
北部の巻野内地区に碁盤目状の水路と建物群がある。
水路の一部には木槽と木樋を重ね、石敷き部分もある。
この導水施設の中央にある木槽は幅63cm、長さ190cm。北・南・東の三方から樋を使って水を注いで槽に集められたものと思われる。
清らかな水を採取して、神に捧げたのであろうか。
水源地は東200mの大型土抗で、時期は3世紀末とみられる。 運河のほかにも、遺跡の至る所に溝が掘られ、清らかな水があふれる木槽がある。
まさに水の都である。

導水施設(右の写真の右部分を拡大=桜井市教育委員会)

木槽が設置されていた3世紀後半の施設(桜井市教育委員会)
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